のびぞう工房 【キット】マイク切替器 8Pin用 3←→1 (Ru-20×3)
2←→1のマイク切替器をこれまで頒布しています。

8P丸形のマイク端子用で、1本のマイク→3台の無線機、もしくは1台の無線機→3本のマイクを切り替えます。
コンパクトながら、とても作りやすい構造をしています。(完成品も頒布します)もちろん今回もデザインにもこだわりました!


赤い点の位置で切替場所がわかります。

今回もスライドスイッチを4つ組み合わせています。ちょうどよい2回路3接点のスライドスイッチを見つけられたことで製作可能になりました。

●分解できるのではんだ付けや組み立てがしやすい
こんな感じにケースに取り付ける前にすべてはんだ付けをして、最後に組み立てることができます。

●パーツの厚さがすべて3㎝以下に収まっている
ネコポスやクリックポストなどの安価な配送が利用可能。(キットのみ)
<完成サイズ>
幅72㎜✕奥行き74㎜✕高さ35㎜
<キット内容物>

●ケース部分(3Dプリンタで作成)
●スイッチ4個
●8Pコネクタメス4個
●8色ケーブル 24AWG 20㎝×8色
●ネジ さらネジ2×6㎜ 12本 さらネジ(黒)2×20㎜ 4本
マイクケーブルはどうすればいいの?
●同じメーカーの無線機(丸形8P)と、同じメーカーのマイク(丸形8P)を使う場合
切替器とつなぐケーブルは、ストレートケーブルを用意してください。自作する場合はこちらを参照してください。
自作出来ない方はアドニスさんが発売しているP-88Aが利用できます。
ただしP-88Aはアドニスマイク用で、他社無線機で使うと、シールド線がマイクアースではなくなるので、ノイズ対策のシールド線が効果を発揮しないという注意点があります。(ほとんどの場合気にしなくてよいと思います)
●違うメーカー(同じメーカーで違うコネクタ形状)の2台の無線機と、1台のマイクを使う場合
各社でマイク構造、接続端子は異なります。違うメーカーの無線機を1つのマイクで使う場合、アドニスのスタンドマイクをお勧めします
無線機→切替器へは、アドニスから出ている変換ケーブルでつなぎ、切替器からアドニスのマイクへはマイク付属のケーブルでつなぎます。
●違うメーカーの2つのマイクと、1台の無線機を使う場合
各社でマイク構造、接続端子は異なります。切替器なしで、無線機とマイクをつないで使えるのであれば、切替器を入れても利用できます。無線機と切替器の間のケーブルはストレートケーブルを自作、もしくはアドニスのP-88Aを利用してください。
組み立てマニュアル
①コネクタのパネル取り付け
パネルの「うら」の文字が書いてある面が裏になります。

「うら」の文字が見えない方を前にして、コネクタの切り欠きが上になるように取り付けます。


②配線ケーブルのコネクタはんだ付け
コネクタ端子に記載されているピン番号に、それぞれ以下の長さの導線をはんだ付けします。

②-1 前面の電線の長さの目安(はんだ付け部を含んだ長さですが、誤差範囲なので含まなくても大丈夫) ※色は抵抗のカラーコードに合わせています。
1番(茶) 20㎜
2番(赤) 23㎜
3番(橙) 27㎜
4番(黄) 30㎜
5番(緑) 34㎜
6番(青) 37㎜
7番(紫) 41㎜
8番(灰) 44㎜

②-2 後面の中央の電線の長さの目安
1番(茶) 44㎜
2番(赤) 41㎜
3番(橙) 37㎜
4番(黄) 34㎜
5番(緑) 30㎜
6番(青) 27㎜
7番(紫) 23㎜
8番(灰) 20㎜

②-3 後面の左右の電線の長さの目安
1番(茶) 59㎜
2番(赤) 56㎜
3番(橙) 52㎜
4番(黄) 49㎜
5番(緑) 45㎜
6番(青) 42㎜
7番(紫) 38㎜
8番(灰) 35㎜

③スイッチ組み立て&配線
スイッチを枠の中に入れて、ネジで固定します。

裏返した時のスイッチの1~4の列にそれぞれのコネクタのケーブルをはんだ付けします。

まずスイッチの2の列に、後面パネルの中央のコネクタのケーブルを、8番~1番の順で、短いものほど近いところはんだ付けをします。


※各スイッチの下画像の爪と、はんだが多すぎて端子がショートしていないか確認。ショートすると誤動作します。

次に、前面パネルののコネクタも上(切り欠きがある方)がスイッチのツマミ側になるように向けます。

スイッチの3の列に、1番~8番の順でケーブルの短いものほど、近いところはんだ付けをします。

続いてスイッチの1と4の列に、後面パネルの左右のコネクタのケーブルを、8番~1番の順で、短いものほど近いところはんだ付けをします。

接続後、配線の色が、同じスイッチに接続されているか、ショートしていないか確認してください。
④最終組み立て
スイッチを上面パネルに取り付けます。

スイッチの枠の上に長方形のスペーサーを上に載せ、その上からねじ止めします。スペーサーも上下があり、皿ネジがハマるようにV型に穴がなっている方が上にします。

底面パネルを取り付けねじ止めをします。

⑦スイッチを片側にそろえて、青い取っ手部分をはめ込み完成!


こちらのキットは2600円 完成品は3900円でヤフオクで頒布予定です。
