TS-850にバンドスコープを付けるの巻②
さて、ソフト導入の覚書です。
まずCATコントロール。当方はCATだけでなく今後の活用を考えて、下記を頒布していただきました。ヤフオクで定期的に出ています。
2ch USB接続TS-850/TS-950用CATコントロール+デジタルモード(FT8、RTTY他)+CWインタフェース
当方の環境ではCOMは8番と9番に割り当てられました。CATは若い番号になるようで、8番です。
TS-850では
ビット 4800bps データビット8 ストップビット2
に設定するとのことです。デバイスマネージャーのポートの設定や、ハムログやCTESTWINもこの数値にして無事動作しました。
で、導入したソフトです。
HDSDR 2.80
SDRソフトです。RSP1A を出しているSDRplay社のSDRunoで最初始めたのですが、IF出力への設定がわからず、、、ハムワールドで紹介しているこちらに乗り換えました。
OmniRigV2.0
https://www.hb9ryz.ch/omnirig/
HDSDRでリグコントロールするためのソフトです。OmniRigには2種類あり、オリジナルのOmniRigとこちらのV2.ハムワールドでは区別せず写真と文章が掲載されていたので、悩みましたが、HDSDR2.80にはV2.0が対応しているようなので、こちらを選びました。
RSP1A用のExtIO
HDSDRにRS1Aを対応させるプラグインDLLです。
SDRplay_ExtIO_Installer_2.1をダウンロードしてインストールすると、Cドライブのprogram Files(x86)の下のsdrplayフォルダにExtIO_SDRplay_RSP1A.dllができる 。こちらをコピーして、同じくprogram Files(x86)の下のHDSDRにコピーする。
OminiRig V2.0の設定
RIG nameは自由に。Rig-TypeはKenwoodを選択。他、Band rate 4800bps Data bit 8 Stop bits 2
HDSDRの設定
参考にしたのはJN1NBUさんのHPです。ありがとうございます!
SDR-Device
IF Mode Low IF
>Gain Control ✓が入ってる状態が便利なのでそのままいくが、CWSkimmerを使うときは過大入力になるときがあるらしい。その時に考えることにする。
ADC Deciation 4
>スコープの動きを確認しながら、数値を調整※根拠なし
Bandwidth
Output 96000
>こちらサブスコープの範囲が変わるようだがとりあえず、ここに※根拠なし
Options
●Input Channel Mode for RX
SWap Iand Q Channel for RX Inputをチェック。IFが逆ヘテロダインなので、周波数が反転してしまう。
●Output Channel Mode for RX
(追記)AF Both channelsに。ここが違っていると音がうまくでない。
●RF frontend frequency options
Sync Mode Full sync in both directons もしくは Full sync,expect LO
>バンドスコープがLoの範囲で固定か動くか。お好みで
IF Freuency 73050000Hz
Additionnal Offset per Mode in Hz
>無線機の周波数と、SDRの周波数のずれを調整。10Mhzの標準電波を受信して、CW,AM,LSB,FMの順番に調整。設定したのはLSB 1450 USB -600 CW_U 250
●Calibration Settings
DC Removal Calibration for RX Mode off
>これはOffでないとバンドスコープ上に表示されない場所ができちゃうらしい。
以上で設定終了して、無事表示ができて、一応大満足なわけです。
でも、いつくか気になる部分や問題も。今後の課題です。
1.パソコンから出る音が小さい&Volumeで調整できない。
これ原因不明。色々試行錯誤していた最初のころはできたのですが。TS-850のIF取り出しをCN6をCN5に付け替えてからダメなような気もしますが、そうでないような気も。まあ、バンドスコープとしてだけ使うなら、問題ないのですが。
2.ハムログと一緒に立ち上げて、連動できない。
TS-850にCATできるCOMが1つだけなので仕方ないのですが。そこでVSPEを導入してみたのですが、ハムログの周波数がVFOのAとBが交互に表示されてしまう問題が。Jh4VajさんのHPによると、どうもOmniRigV2が悪さをしているようです。うーん。今のところ解決方法がありません。
追伸:結局VSPEの32ビット版を試してみたがだめ。LPB2というケンウッドとヤエス限定のソフトを導入して、うまくいきました。でもLPB32は起動が遅いです。30秒以上かかりますが。参考にしたのは、JM1XTKさんのHPです。ありがとうございます。
https://jm1xtk.com/cnt/49_lpb2/index.php
追伸2:音が出なくなっていた問題、OpthionのOutput Channel Mode for RXを、デフォルトのAF Both channelsにしたらなおりました。