横の段差問題は一体何が原因なのか。。。

※これは完全に試行錯誤の覚書で、最終的にはモヤモヤした答えしか出ていません。あまり読む価値無いものですので、ご注意ください。

さて、色々と問題解決する中で出てきた横の積層ずれ。まあ、この印刷物の形からくるものであろうことは想像つきます。

Prusa slicerでは必ず出ます。Curiality Slicerでは改善するときもあれば、出ちゃうときも。。。

そこで、スライサーのプレビューを凝視して、何が悪いかを探ります。。

すると、どうもPrusa slicerでは隙間に割り込むような印刷パターン。Curiality Slicer は直角に曲がっていてそれがないようです。ここが大きな違いかな。他にもCuriality Slicerでは壁が少ないと、隙間を埋めるようなごみ(たぶんインフィルの少量)があります。これが悪さしていると考えました。

そこで、それがなくなるように色々試す中で見つけたのが、上層/低層パターン。これを直線→同心円にすると、いわば直線の壁に対して、圧力をかける方向の移動がなくなるので、これでやってみます。すると。。。おー!見事に段差がなくなっています。

次にならば、壁の数が多いことが重要と考え、9本まで増やしてみます。すると。。。だめ。ただこの時、ベルトのテンションを高めて、スピードを60㎜/sに増やしたら、過去で一番きれいに印刷できました。でも、積層ずはは変わりません。。。

で、次に試したのが、上層/低層ラインの向き。これを180にして直線で縦向きにしてみます。

すると、端だけに積層ずれが現れます。つまり、直行する印刷物がある角だけ。上層/低層パターンが同心円と直線で何が違うのか、こちらのこちらのHPでさらに調べてみると、、、

https://rimo-ws.com/1752/

なんと、同心円では表面公差の設定ができなくなる。(つまり0?)そこで、先ほどの設定、上層/低層ラインの向き。これを180にして直線で縦向きに加え、表面公差を0にしてみました。結果は変わりません。。。

次に上層/低層パターンが同心円、低層初期レイヤーだけ直線にしてみます。すると、見事きれいにできます。同心円だとOKになる理由。。

色々調べて、一つ気づきました。0.4㎜のノズルの出すフィラメントである限り、この倍数でないとはみ出てしまうこと。。。。

インフィルがあることで、精度が落ちると思って、壁の量を増やしていましたが、逆にインフィルがあることで、誤差を吸収してくれるのでは、、、

そこで、壁の量を一気に減らして2にして、インフィルがあるようにします。

  • ジグザグ
  • 壁数2(インフィルあり)

これで、同心円を使わなくても、きれいになりました。

さて、そうなるとPrusa Slicerでも何とかしたくなります。でも上記の設定ではだめ。ただ、傾向は見えてきました。

  • 壁を1.6㎜追加して厚くして、インフィル部分を増やすと改善方向
  • 外壁優先にすると改善方向
  • 壁の量を増やすと悪化方向

改善はしますが、どうしても消えてくれません。出来上がる印刷物の内径はこちらの方が正確な感じがします。上記をすると改善しますが、左右差がある状況。うーんここで放置します。

最終的にはCreality slicerで

  • 外壁優先 なし (ありだとシーム・つなぎ目が目立つように。)
  • 壁の数は3
  • ジグザグ
  • 表面公差量5%
  • インフィル密度15%
  • インフィルパターン グリッド
  • インフィル公差量5%
  • 印刷速度120
  • 初期レイヤー速度10

この設定でやっていこうと思います。