のびぞう工房 PTTスイッチ付PC用ヘッドセット変換アダプタの開発ドキュメント(Ru-08x)
パソコン用やスマホ用のヘッドセットやイヤホンマイクを無線機(MIC/SP端子が4極プラグのもの)で使えるようにするための、PTTスイッチ&変換アダプタの開発苦労話です。。。。シンプルにどんなものかを知りたい方は取扱説明書をご覧ください。こちらは苦労と思いを記載しています。
PC用ヘッドセットもハンディ機のスピーカーマイクも、どちらもプラグは同じ4極端子。でも規格が違います。
https://www.soundhouse.co.jp/contents/staff-blog/index?post=2841
https://ascii.jp/elem/000/004/048/4048205/
スマホやPCの4極プラグの多くはCTIAです。
ヤエス・アルインコなどの無線機の4極プラグはOMTPです。
ならば、配線を入れ替えれば使えるのでは、と思いますよね。でも、、、
PTTがないんです。なので、つけると送信状態にずっとなっちゃいます。。。涙
そこCTIA→OMTP変換つきのPTTスイッチを作りました。スイッチは押すたびに送信と受信が切り替わるロック付きのタイプ。(オルタネート)
できるだけ小さく!にこだわり長さ3.8㎝×幅1.7㎝×高さ2㎝です。
ヤエスに合わせて、PTTの負荷抵抗は4.7kΩにしています。他のメーカーもこれで大丈夫かと。
→KENWOODに対応するために1.5kΩに変更しました。(2023年11月22日更新)
で、これに合わせて、実はもう一つやりたいことがあったんです。
移動運用の時にPTTスイッチを押しやすいところにつけたい!ということ。
自宅では足踏みPTTスイッチを使っています。移動の時も、送信中にハムログに両手で入力したい!
理想はノートパソコンにPTTスイッチがつくことです。どうやろうかずっと悩んでいたのですが、、、思いつきました!
こんなアタッチメントのオプションパーツを作りました。USBコネクタに差し込んで使います。電源供給はされません。笑
あくまで固定するためだけに利用。TPUというゴム製なので、コネクタを傷つけません。
で、こうなると、とうぜんクリップのオプションパーツも作りたくなりますよね。。はい。作りました。
クリップが気持ちよく、くるくる回る構造にこだわりました。
で、作ったのは、スイッチ部のみなので、無線機とPTTスイッチをつなぐための4極プラグのケーブルは別途購入する必要があります。
それはアマゾンで色々売っています。L型タイプからストレートまで、長さも色々なので、お好みで、、、なのですが、1点注意ポイントが。
ネジ込み式のプラグを採用している無線機では、先が細くなっているプラグでないと奥まで刺さりません。
そのあたりはこちらの取扱説明書をお読みください。
では、早速移動運用してつかってみました。場所は地元府中の浅間山。標高80mの超低山です。笑
自分のPCのUSBコネクタの位置の都合で、左側につけたのですが、小指で押すのは意外にいいですね。右側につけるよりも、手の移動が少なくて押しやすいです。いやあ、、、これで移動運用がかなりスムーズになりました!
そしてマイククリップ部も使ってみました。
モデルはいまいちですが、いい感じではないでしょうか。
ちなみに僕が使ったヘッドセットはこちら。なかなか快適です。
ちなみにダイソーで100円で売っているイヤホンマイクも使えました。笑。意外にいいです。
このPTTスイッチを色々なハンディ機、ポータブル機とつなぎたくて、試行錯誤しています。その過程はこちらから。
ケンウッドの2ピンにも対応するための試行錯誤はこちら
各無線機との接続用の変換アダプタも同時に頒布しています。
利用方法や各無線機との接続用の変換アダプタ紹介、トラブルシューティングは取扱説明書をご覧ください。
オプションでマグネット固定台も作りました
ヤフオクでPTTスイッチ単品では1200円。USB接続オプションとクリップ部オプションとのセットで1800円で頒布しています。