新規3Dプリンタ導入2023年の巻

さて新しい3Dプリンタを購入するにあたって、Anycubic Mega Sからどのように進化しているのか、進化していないのか調べてみます。

まず新しいプリンタに求めるものは、

1)印刷品質

2)スピード

です。なんか順当すぎる希望ですが、、、、まずはどれくらい印刷品質が向上しているのか楽しみです。また、実際に使っていて、とにかく辛いのは時間がかかること。早くなったらいいなーって期待しています。

そして元々、Anycubic Mega Sを購入した動機は

1)購入した人たちのブログが多く、情報がたくさん手に入ること

2)改造する記事が多くあり、購入後に楽しめそうだったこと

です。実際にこの2つのポイントは本当に重要でした。おかげで、ほんと楽しめました。先人のみなさまありがとうございます。

さあ今、そんな3Dプリンタは何になるのか、調べてみました。すると、1)、2)ともに当時のAnycubic Mega Sのように、盛り上がっているプリンターが見つかりません。。。。なぜ?

どうやらAnycubic Mega Sでユーザーが不満で改良していた部分が、メーカーによって実現されたおかげで、あまり手を入れるところがなくなった結果、記事も減ったということのように感じました。いい事ですが、ちょっと寂しい感じ。

では、そんな状況下の2023年の3Dプリンタ探っていきます。

Anycubic編

Mega S以降、どんな個体を作ったのか。現在の主力機はKobraというシリーズのようです。無印のKobraが出た後、Kobra Go、Kobra Neoが出ています。

  • 無印のKobra

こちらはAnycubic Mega S からデザインがずいぶん、アニメチックになっています。アーマードバルキリーみたい。

Mega Sに比べて個人的にいいなあとおもったのは、

  • 静音化
  • カラータッチパネル
  • ダイレクト式
  • Z軸自動補正

といった改良ポイントがあります。ヘッドにフィラメントの送り出し機構がついているのが、ダイレクト式。離れているのがボーデン式。Mega Sはボーデン式でした。精度は落ちますが、スピードが出せます。一方、Kobraのダイレクト式の方がスピードは遅くなりますが、印刷品質は高くなるとのこと。ちょっと期待。スピードも、逆にKobraの方がカタログスペックでは逆に早くなっています。

とはいえ、微妙な差で、おそらく、スピードと品質は、変化なしと考えた方がよさそうです。

Z軸補正は今や常識になったようで、多くの機種についています。時代だなあ。。。価格はアマゾンでクーポン引いてほぼ4万円でした。

つづいてKobra Go。これ、安いです。アマゾンでクーポン割引がついて、2万円後半で買えちゃいます。

無印のKobraと比べて

  • 工作する部分が多い
  • タッチパネルではなくダイヤル操作
  • ボーデン式

ダイヤル操作になること自身はいいですが、画面表示がカッコ悪い感じ。性能には関係ないんだろうけど。

安いだけが魅力かな。

そして、Kobra neo。アマゾンでクーポン引いて3万7千円くらい。

無印Kobraとの違いは

・Kobra Go と同じダイヤル操作(マイナス点)

あとは、無印Kobraとほぼ性能は同じ。3千円高いけど、タッチパネルがいいし、デザインもちょっとだけアーマード・バルキリー好きなので、、、おいらは無印Kobraが一番良さそう!!

という判断に。あまり積極的にMega s以上の魅力は感じはしないけど、それだけ熟成されたってことですかね。。。

アマゾンで注文しました。。。。。。。

でも、その後、1時間後にキャンセル。

なんと2つ気になる部分を見つけてしまったんです。

1)Z軸が1モーター

 Mega Sは2モーターでした。Kobraの印刷品質がわるいという話は見つからなかったので、1モータ―でも大丈夫なのかもしれません。でもなんか4年後に買うのが、Mega sよりも退行した部分がある機種になるのはやだなあ。。。と

2)microSD登載

 Mega SはSDでした。僕はパソコンと3Dプリンタが離れているので、SDでデータを入力しています。microSDになると落としそうでイヤ。

この2つの問題、僕だけのこだわりかもしれません。初めて購入される方には、Kobraシリーズはどれもコストパフォーマンスは圧倒的に高い印象です。ぜひ、初めて購入される方はこのあたり、お勧めかと。

ということで、無事、キャンセルはできたので、僕は改めて再考することにしました。SDで、Z軸が2モーターのAnycubicの3Dプリンタを探してみると、、、ありました!

Vyper

こちらMega Sの後、Kobraの前に発売された機種のようです。

気になった特徴は

  • カラータッチパネル
  • ボーデン式(でもヘッドに近いところにフィラメント送りがあり、ダイレクト式に近い)
  • 印刷面積がMega Sよりも大きい。

で、Kobraよりもかっこいい!!

どうやらVyperを安くしたのがKobraのようです。これがいいじゃん!これに決まりじゃん!と思ったのですが、、、高いです。アマゾンでクーポン引いて5万2千円。どうやら他店舗ではもう品が無いようです。以前は4万円台で買えたようです。うーーーん。古い機種を高く買うのはなあ。。。

どうやらVyperは発売当初に色々トラブルがあったようです。それで人気がでなかったのかな。Mega Sに比べてずいぶんこなれた感じ。PC-8001からPC-8801SRになったくらいのこなれ方をしているのですが、、不遇な機種なのでしょうか。今はもう安定してるようで、使っている方の評判はいい感じなので、今は心配なし。

印刷面積が広いことを考えれば価格相応なのかもしれません。

これは困りました。。。。実は一番足らないのは、ワクワク感。。。そこで、もう1社検討することにします。

Creality編

CrealityはAnycubicよりも大手?老舗って感じのメーカーです。品揃え豊富。中でも、Mega Sよりも、グレードアップしている機種で選ぶと、こちらがいいようです。

Ender-3 S1

Mega Sと同様、SDカードで、Z軸2モーターです。特徴は

  • ダイヤル式だけど、日本語対応
  • ダイレクト式
  • Z軸自動補正

価格はアマゾンで5万円くらい。正直、Anycubicよりも高いです。Vyoerと同じ価格で、印刷面積もMega-sとほとんど変わりません。でもデザインはこっちの方がかっこよくて、圧倒的に好みです!

そして、実は一番の魅力は、Kobraよりもブログなどでの書き込みも多く、多く情報があつまる点です。ここ重要!

さらに最近新しく改良版も!

Ender-3 S1pro

こちら6万円くらいで、

Ender-3 S1と比べると

  • タッチパネル(非日本語)
  • ライト
  • ビルドプレートがPEI(くっつきやすくてはがしやすい?)
  • 300℃まで上げられるノズル

、、、といった違いがあります。S1proの方がお得ですが、タッチパネルが気に入りません。表示範囲が狭いらしく、長い名前が表示されないらしい。ダイヤル式の方が使いやすそう。後から、ライトやビルドブレードなどは追加購入できます。

どちらにしても正直、Anycubicで考えていた時よりも心が躍っています。

高くなりますが、色々な条件を考えるとこっちですね。。。。さてどちらを選ぼうか、、、、ブログから得られる情報はどちらも多いので大丈夫。。。と、悩んでいて調べていたら、

なんといいものを発見!

Crialityから最近出た、3Dプリンタ用のオプション、

Sonic padです!!

価格はアマゾンで2万6千円くらい。これ、超簡単に言うと、ガンダムのマグネットコーティングのようなもので、3Dプリンタが2~3倍速くなるという商品。すごい!こんなものがメーカーから出るなんて。しかも他社メーカーにも使えるらしい。Anycubicにもつかえるのかも。

特徴は

  • wifiでデータを送れる→SDカードよりもいい!
  • 操作は7インチタッチパネルで→S1proのタッチパネル使わなくていい
  • 2倍から5倍速くなる!→とにかくうれしい!!

問題がすべて解決!!

ここまで見てきた3Dプリンター、どれもMega Sに比べて、印刷品質もスピードもあまり変わっていないようなんです。色々使いやすくなっているけど、基本的なところはかわらない、という感じ。このあたりが、ワクワクしなかったポイントだったのですが、ここにきて急展開!

早くなる!!ここは魅力的です。こうなったら、

Ender 3 S1proSonic padの組み合わせに決定でしょ!!!合計8万6千円、、、、MegaS買った価格の、Kobraの2倍ですが、もう、ここは物欲魂発揮でしょ!!

と思いましたが、ここで要注意が。Sonic pad はwifiがついているのですが、技適通っていないんだそうです。。。。こりゃアマチュア無線家として見過ごせない。。どうやら半年くらいで認可をとるつもりらしいので、まあ、そこまで待つか、実験利用の申請をして使えばいいかと、思っていたんです。

思っていたんです。

思っていたんです。

でも、ここにきてこの金額払うならばもう一つ候補が!それが、

Ender 5 pro

特徴はスピードが速い!!常用範囲でもEnder 3 S1proよりも2倍くらいは早くなりそう。。。スクエアフレームで、安定度が高く、基本性能が高そう!そして、こいつにSonic padをつければ、爆速らしい!!もうワクワクしかありません!!!

価格はアマゾンで8万2千円と、Ender 3 S1proとSonic padの組み合わせと変わりません。

ただ、2023年秋ごろにでたばかりようなのと、価格帯が高いので、ブログ記事がほぼ皆無であること。とにかく情報がありません。

そこで今回はアマゾンではなく、日本の代理店サンステラさんから購入することにしました。数千円高いですが、サポートの違いを知ることもいいことかも。もう、これ以外、MegaSから卒業できそうにありません!

日曜に注文し、水曜に届くようです。楽しみ~~~