のびぞう工房 PTTスイッチ付PC用ヘッドセット変換アダプタ 取扱説明書 2024年10月15日更新
こちらはCTIA→OMTP変換つきのPTTスイッチです。
PC用で売られているヘッドセットやイヤホンマイクが、ハンディ無線機で使えるようになります。
PTTスイッチと、USB接続オプション部品&クリップオプション部品があります。
クリップオプション部品と組み合わせると、服などに取り付けることができます。
USB接続オプション部品と組み合わせると、PCのUSB端子に差し込むことで、キーボード近くにスイッチを固定することができます。
●PTTスイッチは押すたびに送信と受信が切り替わるロック式です。(オルタネート)
※押している間だけ送信するスイッチに変更したい場合はお問い合わせください。
開発の経緯など、紹介記事はこちらです。
オプションでマグネット固定台も製作しました。
各社の無線機との接続方法
●4極プラグのMIC/SP端子のヤエス・アルインコのハンディ機、および当方で4極プラグに変換できるアダプタを頒布している、ケンウッド2PINタイプハンディ機、FT-817,FT-857,FT-897などで利用できます。
無線機とPTTをつなぐための4極プラグのストレートケーブルは別途購入してください。
機種によっては変換アダプタが追加で必要になります。
適合確認済みリスト(2024年10月20日更新)
<アマチュア無線機>
- YAESU FT3D(※1)FT5D(※5) FT-70D(※1) VX-2(※1) VX-3(※1) VX-6(※2)FT-817(※4) FT-857(※4)FT-891(※4) FT-991(※4)FT-710(※4)FTDX10(※4)FTM-100D(※4) FTM-300D(※4)
- FT-7900(※1) FT-8800(※1) FT-8900(※1)
- FT-7900(※1) FT-8800(※1) FT-8900(※1)
- ICOM ID-31(※4) ID-50(※4) ID-51(※4)ID-52(※4)IC-705(※4) IC-7000(※4)IC-7100(※4)IC-7300(※4) IC-9700(※4) IC-910(※4)
- ALINCO DJ-G7(※2)
- KENWOOD TH-D74(※3) TH-F7(※3) TH-K40(※3)
<デジタル簡易無線>
- ICOM IC-DPR3(※4)
- ALINCO DJ-DPS70(※2)
<特定小電力>
- ICOM IC-4110(※4)
- ALINCO FTH-314(※2)
<デジタル小電力コミュニティ無線>
- ICOM IC-DRC1(※4)
- ALINCO DJ-PV1D(※4)
(※1)細身の4極ストレートケーブルが必要です。
(※2)別途頒布する防水ねじ込みプラグ用変換アダプタもしくは自作が必要です。
(※3)別途頒布するマイク変換アダプタ、もしくは自作が必要です。
(※4)別途頒布する各機種に対応するマイク変換アダプタが必要です。
●FT-817 FT-818
●FT-857
●ICOMハンディ機 IC-705
●FT-991 FT-710 FTDX10
●IC-7300 IC-9700
●IC-7000 IC-7100
●FTM-100D FTM-300D
(※5)市販4極プラグでは接触不良が起こる場合があり。頒布しているFT5 用の変換アダプタを利用するか、CT-27を利用します。
PTTスイッチとの接続方法
PTTスイッチのコネクタは、黒が無線機側。青がヘッドセット側です。逆でも利用可能な機種もありますが、つねに送信状態になってしまう機種がありますのでご注意ください。(スピーカーマイク用変換アダプタを付けたFT-817)
こちらが無線機側(黒)
こちらがヘッドセット側(青)
※プラグを奥までしっかり入れてください。PTTが効かない、変調が浅い、のらない、音が聞こえないなどのトラブルの多くは、プラグの差し込みが不十分の場合が多いです。
またこのPTTスイッチを使う場合に限った話ではありませんが、
新しいマイクを使う場合は、マイクゲインの確認・調整をお勧めします。
USB接続オプションの調整
向きを入れ替えて取り付けることで、左右どちらにできます。
USB接続のゴムパーツは上下に動かすことができます。接続するPCの高さに合わせて調整してください。
動かせる範囲が足らない場合は、ゴムパーツを外して上下入れ替えると、移動幅が増える場合がありますのでお試しください。
改良点 (2023年12月9日更新)
<2023年11月26日更新>
・PTTスイッチ内の抵抗をケンウッドに対応させるため.4.3kΩ→1.5kΩに変更しました。
・古いノートパソコンだと、浮いてしまうという声にこたえて、USB差し込みゴムの上下移動範囲を大きくしました。
旧タイプはこちら
新タイプがこちら
<2023年12月9日>
●クリップ部オプション
・PTTスイッチを挟む部分のパーツを2分割し、印刷方向を変更しました。
左が旧タイプ 右が新タイプ。新タイプはPTTを挟む部分が別パーツになっていて、印刷方向が90度変わっています。この方向なら折れません!
トラブルシューティング
〇変調が浅い
プラグの差し込みがしっかり奥まで入っているか確認してください。
マイクが胸元にあるイヤホンマイクなどではPCでは問題なく使えていても、無線機では変調が浅くなる場合が多いです。この場合単純に口元に持ってくれば、変調がしっかりのりますので、おそらくPCで使う場合はPC側がゲイン調整しているためではないかと思われます。
〇PTTスイッチがONにならない・音がでない
プラグの差し込みがしっかり奥まで入っているか確認してください。
〇つねに送信状態になってしまう。
PTTスイッチの向きが正しいか確認してください。差し込み口が黒い方が無線機側。青い方がヘッドセット側です。
開発の苦労を記載したページはこちら
こちらはヤフオクでセットで1800円で頒布しています。